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テレビ番組やら映像系のディレクターだったりする。このブログでは社会派を目指してみようと思うのであった。本館もよろしくね!


by 8989-55

捏造の後始末

捏造放送への処分は見送り 放送法改正案修正へ


www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/media/98630/

4月に通常国会へ 提案され、継続審議となっている放送法改正案のうち、

捏造(ねつぞう)番組を放送した放送局への行政処分導入について、

与党が法案から削除する方向で検討 していることが7日わかった。

新たな行政処分には「言論の自由の侵害につながる」として放送局などが猛反発し、

野党も慎重姿勢のため、法案審議の難航が予 想されている。



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「表現の自由」「言論の自由」ってえのは大事だ。

それを制限されちまったら、何にもできなくなる。

映像関係の仕事にたずさわる者としては死活問題であります。



でもね。。。



この「捏造」って類のヤツだきゃあなんとかせにゃならん

いくら「表現の自由」があるからって「捏造」していいことにゃあならん。

嘘ついて人を騙すなんざ詐欺そのものだと思うが。

自浄作用がどうとか言ってるけれど、

こうしょっちゅう「やらせ」だの「捏造」だの頻発している昨今、

何らかの形でプレッシャーをかけないと

いつまでもなくならないんじゃあるまいか。




背景には視聴率ってえのがあるわけで。

多くの人が見る番組には広告のためにスポンサーがつく。

それがテレビ局の収入になる。

多くの人に見てもらうためには面白い番組を作らにゃならん。

というよりも、番組を面白くせにゃならんと。

ここがちょっと違う。



昔こういうことがあった。



ある対象を追いかけている取材班がいて、ビデオを撮っていた。

そしてその取材班とはまったく別の人間が、

そのビデオを使って他の番組の枠を埋めるべく特集を作ろうとした。

人のフンドシで相撲ってやつだ。

ところが、撮られたインタビューとか聞いても、

なんかしっくりこないし、面白くない。想像してたものと違ったらしい。

で、迫る放送のために何をしたのかと言えば、

そうとも言えるって話をそうに違いない

置き換えてしまった


つまり、作り手の強引な解釈によって、事実がねじ曲げられてしまったのだ。



この人たちは、まずこの物語のオチを決めたらしい。

要するに、ストーリーがそちらの方向へ行かなければ成立しないと、

自分たちの思惑通りに編集して行くわけだ。



確かに事実と言える部分もあり、明かな「捏造」ではない。

しかし「そうとも言える」だけの事実を絶対化するために、

構築上不利だったり、決められた方向性からそれるものは一切排除
されてしまった。



このビデオはあくまで別のスタッフが撮ったもので、

これを作った人間は取材対象者には挨拶程度しかしていない。

きちっと作れないなら、本人に追加取材をするなり確認するなり、

もしくはやめるなりすればいいものを、

迫る放送に間に合わせるために無理矢理やってしまった。



当然、取材対象者からクレームがきた。

ビデオを貸した取材班は良好だった関係に水をさされてしまったわけで。



つまり、考え方が数学の証明問題と一緒なのだ。

AがBであることを証明するために、あれこれとやる。

でも、数学問題にはきちっとした正解(オチ)がある。

この場合は最初から間違っている答に向かって行くのだから、

破綻するのは当たり前でしょう。

しかも、ここでは○○と言ってる(でも□□とは言ってない)、

あそこでは□□と言ってる(でも○○とは言ってない)という

合致していないもの同士を無茶なつぎはぎ。

理論はタテに積むものであって、横に並べても証明にならないわけで。



まあ、これは極端な例。

でも多分こんな作り方は結構されているはずで、

非常に危うさを感じることがあります。



フィクションならともかく、

ノンフィクションをうたうものまでが結果として嘘をつく。

で、指摘されれば言い訳する。

放送局なんかは、よっぽどの事しても倒産なんてまずない。

だから本当の意味での危機感が足りないんだと思う。

「つかれた嘘」に対して何らかのペナルティーがあってもいいんじゃないか?



ちなみに上の事件、私は当事者じゃありません。

念のため。。。

長い記事読んでくれてありがとうございました。。。

by 8989-55 | 2007-11-08 04:21 | よのなか